「性」について学ぶ~富秋中
多様性を認め合う「人」が育つ教育活動が求められています。言葉の理解が先に立つと、子どもたちは「マイノリティ」を「自分たちとは違う人」と捉えてしまいがちです。よく言われるように「LGBTについて学ぶのではなく、性の多様性を学ぶ。LGBTの人々について考えるのではなく私たちの生き方を考える。」学びにすることが大切です。性教育は、性の問題に限らず人権教育で最も大切にしたい「多様性の尊重」、「当事者意識」「自尊感情」の高まりにつながり、いじめの未然防止にもつながる取り組みです。
今回は、富秋中学校の取り組みを紹介します。
富秋中学校の日記 (tomiakijhs.blogspot.com)より
性についての学習
本日、1年生を対象に「性」についての学習を行いました。いろいろな「性」のあり方について考えよう!を「めあて」として、1年生各教室にて養護教諭が授業を実施しました。小学校では、共通の講師を招き「LGBT」について学んできており、一貫した性教育の取組みとして更に発展的な「SOGI」についてワークシートを活用し学びました。これまで、知識としていろんなことは知っていましたが、「マイノリティ・マジョリティ」という視点で学んだのは、はじめてのようで、生徒たちの表情は、いつもより真剣でした。3学期には、3年生で「生まれるということ、親になるということ、生きるってどういうこと」なのかについて学習する予定です。生徒たちの学びに向かう姿が今から楽しみです。