浮世絵版画すりを体験しよう♪~「親子体験型アート浮世絵ワークショップ」2

2月26日(日)、和泉中央駅アムゼモール2階東の「オアシスカフェ」で和泉市久保惣記念美術館学芸員による「親子体験型アート浮世絵ワークショップ」を開催(主催:和泉・久保惣ミュージアムタウンコンソーシアム)しました。

担当職員から、レポートが届きましたのでそのまま掲載します。

【レポート】

ワークショップの前半は浮世絵担当学芸員からスライドレクチャーです。

浮世絵とは、江戸時代の意味では現世、この世のことで、この世の中のいろいろなもの(人間、動物、風景など)が絵になること。

印刷とは、文字や絵を掘ったものにインクを付けて紙に転写すること。みんなが知っている印刷物はどんなもの?

新聞、漫画、本、版画など。身近なものを想像しながら、印刷、文字や文書の残し方について学びました。

奈良時代に制作された世界最古の印刷物といわれる和泉市久保惣記念美術館所蔵の「百万塔陀羅尼経」もあわせて紹介しました。

次は浮世絵の作り方です。浮世絵版画につけられている色数分の板が必要になること。

絵師、彫師、摺師などそれぞれの職人さん役割を果たしていることについて説明がありました。

1色なら作業は1回ですが、10色だと作業はそれぞれ10回必要になります。カラフルなデザインは労力は大変だったとのことです。

そして江戸時代に活躍した葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳の人物像や主な作品について、和泉市久保惣記念美術館所蔵品を交えて説明がありました。

葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」はフランスの有名作曲家クロード・アシル・ドビュッシーが作曲した楽譜表紙にも用いられ、海外でも一躍注目を浴びたとのことです。


参加者のみんなも興味津々で説明に聞き入っていました。

レクチャーのあとは浮世絵摺り体験ワークショップです。

浮世絵仕組みを実際ワークショップで体を動かして体験しました。

実際自分で体験すると「うわー すごい!」「綺麗に仕上がった」「腕が疲れる」など自分で摺った浮世絵の出来栄えはどうでしたか、大出来(上出来)かな。

今回の親子体験型アート浮世絵ワークショップを通じて、普段の学校生活ではできない貴重な経験して頂きました。

また、今後もワークショップを通じて久保惣記念美術館も含めた美術の世界を体験できる機会を設けたいと思いますので、次回もぜひよろしくお願いいたします。




































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