STF和泉の学び研究推進事業~南松尾はつが野学園公開研修
担当の五島指導主事からのレポートです。
南松尾はつが野学園において、「自分事にとらえよう!〜みなはつの"オーセンティック"な学びをめざして〜とのテーマのもと、①みなはつの子どもの伸ばしたい資質・能力を見通した事業研修・実践を行い、自分のめざしたい授業像を明確にすること、②ステージごとに子どもの学ぶ姿や話し合う様子を見て、発達段階に応じた集団づくり(学級経営)を学ぶことを目的とし、公開校内研修が開催されました。
講師として、学習院大学教授 秋田 喜代美先生お招きするとともに、新潟大学准教授 一柳 智紀先生には、オンライン中継で参加いただきました。
和泉市内の小中学校園からも20名を超える先生方が参加され、熱心に学びに向かう姿がありました。このような先生方の主体的に学びに向かう姿は、必ず和泉の子どもたちの主体的な学びにつながると確信しています。
今回は、1年生、7年生、9年生の3学級で授業公開が行われました。学年は違いますが、どの教室も、子どもたちにとって自分事となる課題の設定や情報活用能力の育成をめざした取り組みなど、9年間の学びのつながりを意識した授業実践が展開されていました。
全国学力・学習状況調査を全教員で分析後、そこから見えた課題を『みなはつの子どもにつけたい力』①読み取る力②情報取捨選択力③表現力とし、これらの資質・能力を教科横断的な視点で育成すべく即座に授業改善の視点として取り入れ、本日の公開授業においてもその要素がどの学級・教科でも見られました。このスピード感のあるPDCAサイクルを和泉市としても是非、大切にしていきたいと考えます。
南松尾はつが野学園の先生方が、一丸となり、チーム学校として9年間の学びをつなぎ、子どもたちの生きる力(資質・能力)育成に挑戦されている姿に、市内から参加された先生方も大きな刺激を受けていました。