「くぼそう・超茶会―美術館で楽しむ煎茶会―」を開催!
令和5年11月12日(日曜日)和泉市久保惣記念美術館にて、「くぼそう・超茶会―美術館で楽しむ煎茶会―」に市長や議長をはじめとした議員の方がたとともに参加しました。
会場は、普段はクラシックや声楽などのコンサートが開かれる久保惣・Ei(アイ)ホール。会場の正面奥に大きなスクリーンを立てて、その前に緑色の机が置かれ、小さな茶碗や茶銚(急須)などの煎茶道具が並べられていました。日頃コンサートが開かれる時とは全く違う雰囲気で、期待が膨らみます。
この茶会は、一茶庵宗家の佃梓央先生による煎茶のお点前と、美術館の河田館長との対談形式で行われました。参加者は、スクリーンに映し出される美術品の画像を見ながら、お二人の話を聞きました。
主に開催中の特別展「宗達―物語の風景 源氏・伊勢・西行―」の展示作品について、深掘りしたり、他の作品と比較したりと、対談は次々と展開していき、今から400年前の京都で活躍した絵師・俵屋宗達の絵の魅力や鑑賞のポイントが分かりやすく示されました。
話は中国絵画まで広がり、制作された国や時代の違いが絵のどのあたりに表れるのかなど興味深い内容でした。
振舞われた煎茶は「雁音(かりがね)」で、口に含んだ時に広がる豊かな香りと深い味わい、甘みのある後味を感じ、とてもおいしくいただきました。つづく二煎目、三煎目とそれぞれに変化する味わいを堪能することもでき、1時間があっという間にすぎる心豊かな体験となりました。
午後からは2席目も行われ、当日券も完売しとても盛況で、中には午前・午後とも参加された方もいらっしゃったようです。「絵の読み解きについても非常に興味深く、最後質問もさせていただき大変勉強になりました。」「はじめて参加、とても新鮮で感動しました。ホールの雰囲気も良かった。」などの感想をいただき、このような体験の機会を提供できたことを大変嬉しく思います。